二コラ・テスラ 2026.6.28

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5年前日本で公開された天才発明家の半生を描いた映画「テスラーエジソンが恐れた天才」で、はじめてテスラのことを知りました。

電気を発明した人として世界的に有名なのはエジソンですが、実は電線を必要としない無線送電システムを発明したのはニコラ・テスラだったのです。

 

いま世界中のコンセントから供給される交流(AC)電力システムは、170年前に生まれた彼の方式が基礎になっています。

さらには、ラジオやX線、リモコンの原理までも研究していたのです。

彼は生涯独身で、「発明以外に必要なものは何もない」というほど発明に人生を捧げていたのです。

手にしたお金も、すべて実験につぎ込み、睡眠時間もわずか1日2時間。

しかし、特許を巡ってエジソンとの戦いに苦しみ、さらにJPモルガンからの投資も打ち切られ、「利益にならない」という理由だけで投資家たちからも何度も見放されたのです。

それでも彼は立ち止まらなかった。

なぜなら、世界中のだれもが無料で使える無線送電を夢見ていたからで、それが実現していたら世界中に張り巡らされている送電線などは必要なかったのです。

 

テスラといえば、イーロン・マスクが設立した自動車会社名で知った人も多いと思います。

その会社名からもわかるように、ニコラ・テスラこそが、イーロン・マスクが生涯にわたって尊敬した人物なのです。

 

今年5月から6月にかけて旅した東欧には、生前のニコラ・テスラの面影があちらこちらに残っていました。

 

たまたま通りがかった建物の壁にテスラの肖像がありました。

 

そこには、クロアチア語で「私は、自分の生まれた国の人間として、ザグレブ市に対して何らかの助言と行動で貢献することが義務であると考えている」と刻まれていました。

1892年5月24日、この建物の中で、テスラはザグレブ市に対して交流(AC)発電所の建設を提案しましたが、利権を守る人たちからの反対で実現されませんでした。しかし、後年、世界中で交流送電が標準技術となり、テスラの先見性が証明されたのです。

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